ゲイの性風俗といえば、「ハッテン場（クルージングスポット）」や「クラブ」、そしてオイルマッサージやタイ古式マッサージなどの「ゲイマッサージ店」や「ウリ専（売り専）」などが思い浮かびます。ハッテン場とは性行為を目的に不特定多数が所定の空間に集まって、自分の好みのタイプ同士で盛りあう場所です。クラブについては、場所によってバックルームが設置されていてハッテン場と同様の行為が可能な場所もあります。そのような空間を日本では「発展バー」などとも呼んでいます。しなしながら、この２つの店舗は好みの相手がいないことがあったり、アプローチしても相手がNGだとクルージング出来なかったりというデメリットもありえます。一方、「ゲイマッサージ店」や「ウリ専」についてはスタッフを指名する方式が大半で、好みのスタッフのスケジュールが空いていればほぼ確実にサービスを受けられる点が魅力であり特徴と言えます。
そこで今回は日本国内の「ゲイマッサージ店」と「ウリ専」に焦点を当て、基本的な知識から利用方法、どのレベルの行為まで可能かなど、初心者でも分かりやすいよう紹介していきます。
なお、ハッテン場やクラブ（発展バー）については、下記記事に掲載されていますので必要に応じてご参考ください。
①発展場（ハッテン場）を利用する際のメリット・デメリット、特徴や種類、利用方法について
②呑んでヤれるクルージングスペース『発展バー』東京編
Contents
「ゲイマッサージ」と「ウリ専」の違い
サービスの提供内容は必ずHP確認すること
例えばウリ専＝即座に性行為ができる店かといったら、実は店舗によって対応が異なる点は覚えておくとよいと思います。
まず、基本的な考え方としては「ゲイマッサージ店」は店名のとおり体をほぐしたりオイルマッサージを受けたりできるリラクゼーションサービスを提供している店舗であり、「ウリ専」は同性間での性行為サービスを受けられるお店という理解で問題ありません。ただ、「ゲイマッサージ店」の中にもリラクゼーションやマッサージ・整体・エステなどを専門に行うお店と、マッサージに加えて軽い性行為（手淫等）ができる付帯サービスが付いているお店に大きく分かれます。「ウリ専」についても性交渉ができるだけのサービス提供のお店から、エスコートサービスと呼ばれるボーイと外出しての食事やデート、果ては一緒に旅行するといった恋人気分を味わえるプランまで幅広いサービスを提供しているお店もあります。（ウリ専ではスタッフのことをボーイと呼ぶことが多いです）
このように一口に「ゲイマッサージ」「ウリ専」と言っても、提供するサービスは店舗によって様々です。このため提供してほしいサービスを選ぶ際は、必ず店舗HPのサービス内容を確認しておきましょう。お店のHPには提供するサービス内容の範囲が記載されています。スタッフは、サービス内容の範囲までをするという前提で登録しているため、まずは事前に確認することをおすすめします。また、「ウリ専」と「ゲイマッサージ」両方を提供しているお店もあります。その場合、スタッフやボーイによって提供する範囲が異なることも多いため、プロフィール内容も含めて確認しておくとよいでしょう。
料金形態の違い
「ゲイマッサージ店」と「ウリ専」を比較すると、性行為の程度や提供するサービスの内容・時間によって料金は上がっていく傾向があります。通常のマッサージやリラクゼーションのみ（着衣）であれば、ノンケが営むマッサージ店とさほど金額に違いはなく60分5000円～が目安です。一方で、全裸でのサービス提供や軽い性行為が含まれる場合は60分10000円～が目安となり以降は、利用する時間（120分～お泊り～終日デートプラン等）で金額が上がっていくシステムです。
価格についてはおおよその傾向であり、お店側が決めるものなので上記に当てはまらないケースもあります。
「ゲイマッサージ店」は厳密にはマッサージ店ではない？
少し余談になりますがマッサージとは、医療・治療行為のサービス名称です。このためマッサージ師と呼ばれる人は正確には「あん摩・マッサージ指圧師」という国家資格を持っています（※１）。一方で、「全身もみほぐし」や「オイルマッサージ」「タイ古式マッサージ」「バリニーズマッサージ」といった名称で提供している店舗もあります。これらはリラクゼーションとよばれ、心身の癒しや緊張をほぐしてリフレッシュすることを目的にしたサービスの名称です（※２）。リラクゼーションサロンに所属するスタッフはお店側が用意する研修プログラムを受講した後スタッフとしてサービスを提供する場合や、民間のリラクゼーションに関する講座を受講・習得し提供している場合などがあります。
「ゲイマッサージ」では、リラクゼーションサロンの割合が多めで、中には治療を目的としたマッサージ資格を持つお店もあります。
お店の形態・種類および予約までの流れについて
現在はインターネットが発展している環境であることから、様々なサービスの提供方法が増えてきます。お店の形態ごとに見ていきましょう。
「店舗型」の内容と予約の流れ
「店舗型」はもっとも歴史のある形態で実際にスタッフやボーイが店舗に在籍しているタイプです。スタッフは店舗のバーカウンターなどで接客や応対を行います。客は好みのタイプが居れば、マスターを介して紹介を受けます。そして紹介・手続きが完了したら、バーの別室やホテル、客の指定する場所で行為を楽しむという流れです。店舗型については「ウリ専」は存在していますが、「ゲイマッサージ」店については、「個室型・出張型」が主流になっていて現在はあまり見かけません。一方で、画像ではなく直接スタッフを確認できる店舗型の「ウリ専」は根強い人気があるようです。
「個室型・出張型」の内容と予約の流れ
福岡＞博多にある「 Zebra Spa 」の室内。ここは 「Relaxation（マッサージ＋α」と「Escort（ウリセン）」にコースが分かれている。
現在最も多い形態が、「個室型・出張型」のサービスです。客は店舗HPで好みのタイプを選んでスケジュールが合ったら予約の申し込みを行います。お店によっては申し込みの際にサービスを提供する場所を、店舗が持っている個室か、客側が指定する個室（ホテルや自宅）かを選ぶことができる場合があります。お店側の個室の場合は、最寄り駅で待ち合わせをして個室に向かうというケースと、直接お店の個室へ向かうケースがあります。一方、客側の指定する出張型の場合はホテルでの利用が多い傾向にあるようです。客は予約の際にスタッフが訪問する場所（ホテルや自宅）を店側に伝える必要があります。予約当日は指名を受けたスタッフが指定された場所へ向かいます（交通費は別途）。その後、予約内容の説明を受け手続きが完了すると、サービスの提供を受けられるという流れです。
個人営業の店舗について
個室型・出張型の中には、個人で営む店舗も存在しています。自宅兼個室という形態も多く、マネージャーなども存在しないため、直接そのスタッフとやり取りやサービスを受けられるのが特徴。一方で施術中やサービスを提供時は、問い合わせなどの対応ができなくなるため、返信が遅くなるという点は注意が必要です。また副業的に行う人も多いため、提供サービスの質には個人差が出やすい点も理解しておきましょう。
以上、「ゲイマッサージ店」と「ウリ専」というサービスの基本について紹介しました。性行為や触れ合いが目的であれば、ハッテン場やクラブでやり取りしながら遊ぶのも楽しいですが、好みのタイプとすぐに出会えて繋がれるサービスも面倒なやり取りをショートカットできておススメです。Joointでは、「ウリ専（売り専）」や「ゲイマッサージ」のお店も多数掲載しているので参考にしてみてくださいね。
日本にある「売り専・ゲイマッサージ店」
台湾にある「売り専・ゲイマッサージ店」
おことわり
こちらの記事は、Jooint運営事務局が各お店の取材等を通じておおまかな傾向をまとめたものです。具体的なサービス内容や提供方法については、各店舗へお問い合わせください。また、サービス利用の際のトラブル等については責任を負いかねます。店舗をご利用の際は、ご自身の責任の範囲で節度ある利用をお願いいたします。
取材協力・参考文献
取材協力／
出張・個室ゲイマッサージ「サテュロイ」