今さら聞けない、ハッテン場の入り方、準備~遊び方、退店までの流れについて、店内設備も交えながら内部を紹介!

大阪>難波にあるハッテン場「K-1」 ガッチリ系や体育会系が集まるクルージングスポットとして有名

「習うより慣れよ*」という言葉がありますが、「ゲイのハッテン場デビュー」の多くが勢いだったり誰かに誘われて入店したりといったキッカケでデビューした人が多いのではないでしょうか。行ったことが無い人にとっては興味はあるけれど全くの未知の世界のお店である「ハッテン場」。「失敗したらどうしよう」「断られたらどうしよう」という気持ちが強くて、二の足を踏む人もいるかもしれません。
今回はハッテン場にまだ足を踏み入れたことのない人たちに向けて、入店から退店までの具体的な流れをJoointが撮影した実際の画像を交えながら解説してみようと思います。
習うより慣れよ*/人に教えられるよりも、実際に経験を重ねたほうがよく覚えられるという意(広辞苑より)

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入店からクルージングの準備まで

入店は「お店に見えないドア」を開けるところから

東京>上野にあるハッテン場「Haaard」。外観だけだと普通のマンションの入口にロゴが表示されているだけで、お店には見えない。

ハッテン場の多くは、写真のような一見お店だとはわからない外観をしていることが多いのが特徴です。入り口にはかろうじて、お店のロゴや店名が目立たない場所に掲載されているだけ。これは一般の人が間違えてお店に入ってこないようにするための対応です。ゲイバーの入口に記載されている「会員制」という表札と似たような役割を果たしています。
営業時間中であれば扉にカギはかかっていません。ドアを開けると「チリンチリン」と鈴が鳴ることが多く店員に入店を知らせるためと、すでに入店しているゲイが入ってくる相手が好みかどうか確認するための役割を果たします。

まずは受付で料金を支払おう

東京>新宿にある「男子寮東京(DANRYO)」。入り口に入ると、すぐ受付があり入店漁を支払うケースがほとんど。

入店するとすぐに、受付があります。基本的にお店のスタッフと顔を合わせることはなく、受付で料金を支払いロッカーキーやタオルを受け取ります。お店によってはそれ以外にも、ローションやアンダーウェア・店内着などを受け取ることも。料金は券売機か直接スタッフに現金を手渡すことが多く、クレジットカードなどの電子決済を行うお店は現時点ではまだまだ少数派です。必ず現金を持って入りましょう。

また、受付ではコンドームを無料配布していることが多いので、セーファーセックスを心がけるようであれば着替える前に持っていきましょう。ほかには飲料やアダルトグッズ(コックリング・アンダーウェア・ローション・バイブ・ハリガタなど)を販売しているハッテン場もあるので1000円札と小銭があると、より便利にクルージングを楽しむことができます。

ロッカールームで着替えてシャワーを浴びて準備をしよう

東京>新宿にあるハッテン場「Men’s Club MEAT」。多くのハッテン場ではロッカールームの奥(プレイルームの手前)にシャワー室があることが多い。

料金を支払ってロッカーキーを受け取ったら、ロッカールームで着替えをします。お店ではその日の「スタイル(ドレスコード)」を設定していることが多く、それに合わせて着替えるようにしましょう。スタイルは、着衣から上半身のみ着衣や、アンダーウェアのドレスコードでもボクサーパンツからジョッグストラップ(いわゆるケツワレサポーター)などに細分化しているパターン、果ては腰巻きからタオルから手隠し、ゴーグルや顔を覆うマスクスタイルまで様々です。傾向としてはエロ度が高い(いわゆるド淫乱とうたうハッテン場)ほど露出の度合いや身に着けるスタイルがより性を強調するようなスタイルになっています。一方で尺専用や、イチャイチャできるためのビデオボックスなどもあり、好みによって自分のスタイルに合うお店を選ぶことができます。

シャワールームでは、体を洗ったり、ウケやリバなら「シャワ浣」ができる設備も備えているハッテン場があります。「シャワ浣」はトイレに設置されていることが多いので確認してみると良いでしょう。もちろん事前に自宅で準備したり、イチジク浣腸などを用意したりしておくと万全です。

いよいよクルージングスペースへ。部屋のの種類を紹介

シャワーとトイレで身を清めたら、いよいよクルージングスペースです。ここからはエロ度(Jooint編集部の独断と偏見)に応じて室内の種類を紹介していきます。ページを進むごとに、どんどんエロくなると思いますので、閲覧の際には周りの目も気にしながら注意してご覧下さい。

「待合室」で好みの相手を物色する

大阪>梅田にあるゲイ専用ネットカフェ「MEDIA SPACE GEOFRONT」。休憩スペースでドリンクバーやインターネット、雑誌などを見ることができる。

待合室は好みのゲイを物色するだけでなく、エロ度のバロメーターにもなります。エロ度が低くバニラ目的のハッテン場とかだと、比較的照明が明るいのが特徴です。別にエロはしなくてもいいけれど、雰囲気を楽しみたいという人やゲイバーやクラブで夜遅くまで遊んで寝たい・休憩したい人なども比較的明るめのハッテン場を選ぶと、ホテルよりも安く休憩できるのでお得ですよ(手を出される可能性はありますが)。

好みの相手と繋がったら、二人きりになれる「個室」へ

大阪>梅田にあるハッテン場「Men’s Ajito」。清潔感があるのが特徴で、20代30代に人気。

待合室などで好みの相手を見つけたらついて行って、すれ違いざまに目配せしたり肌と肌が触れ合ったりしてお互い「OK!」かどうか確認しましょう。OKだったら、行為を楽しむスペースへ向かいます。相手の嗜好にもよりますが、2人きりで行為にに集中したいなら断然個室がおススメです。ハッテン場には多くの人が来店しているため、行為が始まるとギャラリーが集まったり手を出されたりすることが多いから。個室は中からカギをかけられることができる場合が多く、2人の時間を楽しむことができます。
ただし混雑状況によっては個室を長時間独占していると、ほかのやりたい人たちの迷惑になるので一通りの行為が終わったら片付けて一度外にでると良いでしょう。

複数で楽しみたいなら、「大部屋」

鹿児島にある「喜楽会館 鹿児島寮」。旅館タイプのハッテン場で、店内着を着てクルージングできる。

多くのハッテン場には「個室」以外にも「大部屋」というタイプのスペースがあります。カギなどはついておらず自由に出入りができるのが特徴。他のギャラリーの参加OKな人や、周りの目を気にしない人ならこのスペースを利用しましょう。ときにはギャラリーが集まって大いに盛り上がるのも大部屋の魅力の一つです。

名古屋>栄にある週末限定のガタイ系ハッテン場「X-tribe」。ハッテン場によってコンセプトや内容が少しずつ異なるのも魅力の一つ。

大部屋の中にはさらに複数専用の大部屋などをコンセプトにしているハッテン場もあって、自分がどのようなプレイを楽しみたいのかでも選ぶ楽しみがあります。
どんなタイプが集まるのかだけでなく、どんなプレイができるのかもハッテン場選びの醍醐味といえます。

さらにエロを追求する仕掛けや道具のあるお店も・・・

福岡>博多にあるハッテン場「BOOSTER」ケツ堀ブランコ部屋以外にも全面鏡部屋や巨大迷路などエロを掻き立てる仕掛けがたくさん。

ハッテン場の中にはさらに性的嗜好を追求した設備や道具が常設されていることがあります。代表的なものがエロ度の高いハッテン場に設置されていることが多い「ケツ堀りブランコ」と呼ばれるものです。ウケがこのブランコに寝ころんで、タチが立ったままケツを掘ることができるのが特徴です。
これ以外にも露出好きのための「鏡部屋」や尺好きのための「グローリーホール」が設置されているクルージングスポットなどもあり、いろいろ経験してみて自分が何に最も興奮するかを確かめてみるのも楽しいかもしれません。

大阪>難波にあるSMクラブ「AZ倶楽部」。談話室とプレイルームが分かれており、プレイルーム以外は着衣スタイル。部屋にはディルドからケツ堀りマシーン、貞操帯、拘束具など一通りそろっている。

よりフェティッシュな領域にSMクラブというものがあります。ハッテン場とはやや趣が異なり、様々な道具を使ってエロティシズムを追求するタイプのお店です。店内にはSMによく出てくる縄や拘束具だけでなく、ハリガタ(ディルド)やローター、開脚台やケツ堀りマシーンなどマニアックで多彩な遊び方ができるグッズが数多く設置されていて、より刺激を求めたい人の受け皿になっています。

存分にクルージングを楽しんだ後は

ヤることやってスッキリしたら、シャワーを浴びてロッカールームで着替えて退店の準備をします。借りていたタオルや店内着などは所定の場所に返却しましょう。特にお店で知り合った人と一緒に退店するときや焦って急ぐ時ほど、ロッカーや傘立てなどに忘れ物をすることもあるため退時は忘れ物が無いか、確認すると良いと思います。
最後に受付にロッカーキー(返却ボックスが無ければ借りていたタオルやアンダーウェアも)を返却して退店します。

初めてのハッテン場だと緊張して好みのタイプにアプローチできなかったり、コンセプトが合わなかったりという経験をするかもしれません。HPでコンセプトを確認していくつかのハッテン場に足を運んで経験を積んでみると、自分に合ったクルージングスポットが見つかりますよ。

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